和同開珎PО

とくにありません

ヤレユータン(sm5S)の未来について

そろそろまともな記事を書かないと、このブログが身内ネタで埋まってしまってTwitterと何ら変わらなくなってしまいそうなので、たまには真面目な話をします

 

 

といってもポケカの、いつもの「あの」カードの話なのですが

 


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そうです ヤレユータンLO 通称ウ ン チ ク ー コ ン グです 

リソースマネジメント&ハンサムで妨害札を使いまわしてLOを狙うデッキで、過去2回に分けてデッキの解説記事を投稿してきました

詳細はリンク貼るの面倒なんで過去記事から見てください

 

今回はこのヤレユータンLOが、そしてヤレユータン(sm5S)というカードがこの先どう生き延びていくのかという話をしていこうと思います

 

 

その1

現状ヤレユータンLOって戦えるの?

 

 

 

結論から言います

 

無理です

 

初めてヤレユータンLOの記事を投稿した2018年7月のSMレギュ環境は、9月からのスタン落ちに備えあれやこれやと試行錯誤を繰り返している時期でもありました テテフは4投とかハウやマーマネが普通にドロソ候補に入るとか言われてた頃です これ等のSRの値段も倍ぐらいに上がりました もはや狂気ですね

 

そんな混沌としていた環境に唐突と現れ、掻き乱し、(身内の中では)存在感を放ったデッキタイプ それがヤレユータンLOでした

 

その時期に比べると今は環境を読み、洗練された構築であらゆる状況に対応出来るデッキが増えました 具体的にはジラーチサンダーが当てはまるでしょう またゼラオラGXやアーゴヨンヌオー等の新たなエネ加速手段も増えたことにより、エネ破壊が追いつかずそのままボコボコにしてくるデッキも増えました

完全に特殊エネに頼り切ったゾロ系統のエネを改造ハンマーで割り続ければ勝てる可能性もありますが、基本間に合いません

そもそもヤレユータン闘弱点という時点で辛いです 幾ら闘デッキはハンマー系統が刺さりやすいと言ってもジェットパンチで確2、ビエネ付いたら確1です どうしろってんだ

 

他にも細かいことを言えば色々出てくるのですがここでは割愛 とにかく、現環境でのヤレユータンLOは非常に肩身が狭いです

 

 

Ω<じゃあファンデッキ枠でやればいいじゃん!

 

 

まぁ、元々このデッキ身内でしか使ってないのでそれでも良いんですが、最近はそもそもヤレユータンでLOデッキを組む意味があるのかという問題に直面しています 

 

今更?というツッコミを期待しているわけではありません というのも、明らかにヤレユータンLOとの差別化対象、場合によっては上位互換となるデッキが現れ始めましたからです

 

それはデンチュラヌケニン


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トラッシュからカードを回収し、使い回すという点では非常にヤレユータンLOと似ています また、特性によってブロアーやグズマが効かない為ヌケニンとの相性が抜群に良いです

 

回収する枚数とプロセス、無と雷、たねと1進化、特性の有無等、差別点は幾らでもあるように見えます 

 

(余談ですが、同じく非GXポケモンによるLOというデッキタイプで言えばハガネールホエルオーがあります しかし今回はスルー 理由は単純で、僕がこのデッキよく知らないからです 調べてもワケ分からんって感じですし なので考察することが出来ません)

 

 

しかし、ポケカのLOデッキで大切なのは「如何に試合を早く終わらせるか」です 

当然ですが、ポケカの公式ルールには制限時間があります また、ルールによってはお互いのサイドが5枚以上あると両者敗北になったりします これでは本末転倒です

制限時間を設けない身内戦であっても、1試合40分超えの試合を何度も何度もするのは単純に疲れます

 

そしてこのデンチュラヌケニンヤレユータンLO、どちらが試合を早く終わらせることができそうかと言えば、僕はデンチュラに軍配が上がると考えます

 

デンチュラヌケニンヤレユータンLOに大きく勝る点として「LOはあくまで勝ち筋の1つ」ということです 

確かにデンチュラヌケニンはLOも狙えるデッキですが、実際はサイドを6枚取るというルートの方が狙いやすいです 

エレキパワー対応してますし、ヌケニン回収しながらサイド差付けてジワジワ勝ちを狙えます ヤレユータンLOも一応殴れますが、エネ要求の差やトラッシュ回収が出来なくなったりと、結構厳しいです 「相手のポケモンを倒してサイドを取る」というより、「1エネで殴ってくる相手に対してとりあえず混乱で運ゲに持ち込む」という意味合いの方がつよいです

また、ヤレユータンLOと違いトラッシュ回収手段としてサポートを使わないため、サポ権の自由が効きます

なのでヤレユータンLOではダート自転車やお取り寄せパッドの様なよく分からんグッズが肝となっていたワケです 

 

結果として、優秀なドロソを積みつつトラッシュ回収が出来て、なおかつ勝利ルートが多いデンチュラヌケニンの方が「組む意味のある」デッキとなるような考えに僕は辿り着いてしまいました 

 

まぁ正直言ってこの論は「僕自身」の視点からの話です

このブログを読んでいる方が「いや俺はデンチュラヌケニンヤレユータンLOは様々な点に置いて差別化が可能と考えるから、デンチュラヌケニンではなくヤレユータンLOを組む意味はある」と考えるなら組んでも良いと思います ただ僕はヤレユータンLOを練る過程でそうは思えなくなってしまいました 

 

生憎、僕はそのカードや元ネタに愛情や憎しみがあっても「それだけの理由で」デッキに採用したりしなかったりするという行為があまり好きでは無いです それで勝てる試合を逃したら本末転倒でしょう もし僕がそういう人間ならリーリエなんて奴絶対デッキに入れませんし

 

よって、今の僕には「ヤレユータンLO」というデッキを使ってポケモンカードをプレイする気力がありません

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

 

 

今まで話してきたのは「スタンダードレギュレーション」での話です

 

これが「他のレギュレーション」だとどうなるか

 

というわけで、

 

その2

エクストラレギュレーションや殿堂レギュレーションでのヤレユータンLOってどうなの?

 

注意書きとして、ひとつだけ

 

この項目に記してあるものは

エクストラレギュ、殿堂レギュ共にエアプの2017年5月からポケモンカードゲームを始めた人間が記したもの」 

です それでも構わんという人は続きをどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはエクストラも殿堂も纏めて言える話なのですが、

XY以前のカードと組み合わせることでヤレユータンLOのデッキとしての質は大幅に上昇します いたずらスコップやサイレントラボ等が使えますからね

 

中でも強烈なシナジーを発するのがコイツ


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コイツを無限に回収して無限に付けてりゃ一生サイドを取られません 無敵です

 

 

 

 

 

 

 

 

……はい、勘の良い方ならもうお気付きでしょう

 

これは先程のデンチュラヌケニンにも同様の事が言えます

 

しかもデンチュラヌケニンの方が上手くいのちのしずくを使うことが出来る可能性が高いです 下手すりゃヌケニンが抜けます 洒落じゃないです あとレベルボールも対応してますしね

 

更にエクストラレギュにはデンチュラの他にも強力なトラッシュ回収が出来る非EX・GXポケモンがいます

それがこの子


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悪エネ1つで使える「ジャンクハント」はトラッシュからグッズを2つ回収できます グッズだけしか回収出来ないの?と思うかもしれませんが日本のエクストラレギュでは時のパズルが普通に使えるので実質何でも回収出来ます というかそれ抜きに考えてもバトルサーチャー使えば良いよねって話ですよ 

 

オマケにこの子、悪タイプなのでブラックマーケットにも対応してます もう勝てねぇ

 

そしてトドメに、これ等3つのデッキはグッズロックに対し非常に弱いという性質を持っています スタンではグッズロックが頭角を伸ばしていない為辛うじて息がありました

しかしここはまさしく「魔境」 オーロットやブルブルパンチの前に何も出来ずゲームが終わるなんてことも普通にあり得ます 

 

 

という訳でヤレユータンLOは現状、スタンで

頑張る方が幾らかマシです

そのスタンですら存在意義が揺らぎ始めています  

 

 

 

その3 

これからのヤレユータンLOはどうなるのか?  

 

まぁこう思う方が多いでしょう 

ぶっちゃけどうにもならないです これを言ってしまって片付けるのが簡単なのですが、そうはいきません 

というのも、僕はこの「ヤレユータン(sm5S)」というカードに対して少なからず愛着を抱いてしまったからです

先程、「愛着だけを理由にカードを採用したりしなかったりするのが嫌い」と言いました 確かに嫌いです ヤレユータンも例外ではありません 

しかし、本当にこのヤレユータン(sm5S)というカードが採用に値しないのか考察をするという行為に関しては何ら咎められるものではありません 何か差別化が出来ないか、もしくはヤレユータンLOが形を失ったとしても、別の形で生きていくことは出来ないのかと考察することに関しては何も問題が無いですし、それで良い結果に辿り着かなくてもそれはそれでもう納得します

 

という訳で、まずはヤレユータン(sm5S)の特徴を一つ一つ見ていきましょう

・無色1エネでトラッシュのカードを何でも3枚、確定で山札に戻せる

これはヤレユータンにしか出来ない強力な強みです この系統の能力でたねポケモンのライバルが居るとすれば

 

無色1エネでサポートを2枚手札に戻すミカルゲ


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無色2エネでコインを2回投げ表の枚数直接手札に回収出来るクイタラン


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彼等ぐらいでしょう(彼女等かも)

 

 

ヨコハマのピカチュウというカードも一応ありますが、まぁ無視して良いと思います
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これ等の中で注目するべきはミカルゲです

ミカルゲは回収できるのはサポートだけとは言え、相手の妨害も出来るため非常に厄介なライバルです 超タイプなので呪いのお札やマツバ等の専用トレーナーズも存在します

 

クイタランはエネルギーの数とコインという不確定要素が絡むので、運と日頃の行いに自身がある方はこちらを使えば良いと思います 僕は無理です

 

とりあえずミカルゲで組んでみた
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うわっ弱そう

 

プルメリ無限に撃てるのは強いかもしれませんがそれでも弱い 

 

 

やはりこうして見てみるとヤレユータンの強みは

「ラグこそあるが、何でも回収できる」

「無色1エネ」

「一定値あるHP」

という点にあると思えます 特に特殊エネルギーを無色1エネでトラッシュから回収出来るのは現状ヤレユータンだけです 

 

また、このヤレユータンは、他のLOデッキに対して絶大なメタ性能を誇ります

 

そりゃそうですね 元は山札を増やすカードですし、混乱も狙えるのでマジカルリボン等の強力なリソースを断てる可能性もあります

 

この点に関しては将来性があると僕は思います この先LOデッキが環境に乗り上がって来た場合、よるのこうしんに対するオドリドリの様なメタカードとして採用される未来が来ると思ってます

 

まとめるとヤレユータンの就職先は、

特殊エネを多用し、かつ多方面にメタを張れるデッキということになります

 

 

つまり

 

 

 

 

 


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ゾロ系統です お前本当何でも出来るな 

 

ゾロのコストで落としたカードも回収できますし、見た目程ネタでは無いと思っています

 

先程のように何かデッキレシピを挙げても良いんですが、これ書き上げた時点で既にそんな気力は無かったのでやりません ごめんね

 

 

まとめると、これからのウ ン チ ク ー コ ン グは正直言って彼自身がLOをする事は厳しいかもしれません

しかし、これからはLOという戦術に対して一杯食わせるイケメンオラウータンになれるかもしれないのです

 

 

 

 

 

もうウ ン チとは言わせない

 

 

 

 

 

 

 

おわり